Claude Code を見守るツールを、Claude Code で作った話(CCMT)

無料で配布している「Claude Code Management Tool(CCMT)」は、Claude Code の動きを見える化するデスクトップアプリです。そして、このアプリ自体も Claude Code と一緒に作りました。

今日はゲームから少し離れて、道具の話です。

Claude Code を使っていると、「いまサブエージェントが何をしているのか」「今日はどれくらい使ったのか」が気になってきます。それを画面で見えるようにしたいと思って作り始めたのが、Claude Code Management Tool(略して CCMT)です。

何ができるの?

CCMT のホーム画面
ホーム画面。Claude Code で作業したプロジェクトがタイルで並びます。

CCMT は、Claude Code が ~/.claude/projects/ に書き出すログを見張って、次のようなことを表示します。

  • エージェント:起動・終了・ツール呼び出し・親子関係を、一覧・ツリー・タイムラインなど6つの見え方で
  • 履歴:過去のセッションを探して、そこから再開
  • 使用状況:5時間枠・7日枠の使用率と、トークンやコストの内訳
  • プロジェクト分析:プロジェクトそのものを AI に分析してもらう(v5.0 から)
  • 設定:Claude Code の設定ファイルを画面から編集
タイムライン表示
エージェントのタイムライン表示。何のツールをいつ呼んだかが時系列で流れていきます。

5つの世代

CCMT のバージョンの移り変わり
v1.0 の Web 版から、v5.0 のプロジェクト分析まで。

最初は Node.js で動く Web 版でした。そこからデスクトップアプリ(v2)、UI の作り直し(v4)、プロジェクト分析(v5)と育ってきて、2026年2月の初版から約5か月でメジャーバージョンが5つになりました。いまは C# / .NET と Avalonia UI で作っていて、macOS ではメニューバーからの簡易表示と、デスクトップのウィジェットにも対応しています。

Claude Code で、どう作ったか

進め方の基本は「先に文章で決める」です。

  1. 要件を書く:v5.0 では「プロジェクト自体を分析したい」という要件書を書きました。モデルを選べること、確認のときは画面を作ってスクリーンショットで説明すること、なども書いておきます。
  2. バージョンごとの仕様書:リポジトリ直下に SPEC_v5.2.0.md のような仕様書を置き、やることをチェックボックスで並べます。
  3. CLAUDE.md に「ハマりどころ」をためる:「macOS では dotnet build ではなく dotnet publish」「大量のリストに ItemsControl を使わない」など、一度つまずいたことを書き足していきます。
6v5.0 の開発フェーズ
77v5.0 のコミット
約1.8万v5.0 で増えた行数

v5.0 のプロジェクト分析は、6つのフェーズに分けて進め、77コミット・約18,000行の追加になりました。

プロジェクト分析のダッシュボード
v5.0 のプロジェクト分析。いま見ているのは CCMT 自身のリポジトリです。
推移タブ
推移タブ。コミットやコストの移り変わりをグラフで。
おもしろいところCCMT を作っている最中の Claude Code の動きを、CCMT で眺める。自分の作った道具で、道具を作っている様子が見える、というのはちょっと不思議で楽しい体験です。

ダウンロード

CCMT は無料です。macOS 版(Apple Silicon・公証済み)と Windows 版を、作品ページからダウンロードできます。

使用量の見方については、12月4日の回でもう少し詳しく紹介します。